こんにちは。カウンセリングサロンdroppleの森下恵加です。
5月に入ったと思ったらもう下旬にさしかかってますね。。
以前勤めていた精神科の病院では、5月の連休明け頃からだったか、初診の予約のお問い合わせが増えていた印象があります。新しい環境で適応するためににエネルギーを使ってしまい、心が疲労してしまう方がおられるのかなあと感じます。環境が変わることで仕事や学業の内容も新しくなりますが、人間関係も変化するので、”私の事どう思われたかな””失敗しないようにしないと”と頭を働かせすぎて疲れてしまうこともあるのではないでしょうか。
そういったときに限って、休息をとることに罪悪感を感じたり、休みの日も何か努力しなければと休むことを遠ざけてしまうこともあるかもしれませんね。心が疲れるのは、努力が足りないせいではなく、普段から考え抜いて行動していたり、人一倍周りに気配りをしている方が多い印象です。普段から頑張る人は、普段の気持ちの疲れに気づきにくく、新しい環境でのエネルギー消費をしてご自身のエネルギーがなくなりかけてようやく自分が限界に来ていることに気づくのかもしれません。
脳は働き者で心配性です。「○○かも」「もっと○○しないと」「○○すべき」といった過去の自分への反省や批判、未来の不安や心配事の大半は、脳が私たちを心配して話しかけてきているのかもしれません。
脳の言ってくる言葉＝頭に浮かんでくる言葉＝思考
なので、自分が自分について考えこんで悩ましくなっていきます。ですが、思考と自分自身を別物と捉える練習をしていく事で、思考にとらわれ過ぎず、今自分が何をしたいか、どんなことを大切にしたいかといった価値に沿ったアクションを起こしやすくなると思います。
考えすぎていることに気づいたら、大事な人を扱うように自分を扱うこと、休むことを自分に許可すること、批判的な思考には「ありがとう。もう大丈夫だよ」といって思考を手放す想像をしてみることなどをおすすめします。