———  迷っているあなたへ  ———

今すぐ危険を感じるときは、【119(救急)】または【110(警察)】に連絡してください。

しんどい。でも、病院に行くのも、

カウンセリングに通うのも、ためらう。

そもそも、なんで私がお金も時間も

かけなきゃいけないの?

そう感じるのは、自然なことだと思います。

生死にかかわるような体験だった、

予期できないことだった、

当時はどうすることも出来なかった。…

そんなつらい体験をしたのは、

あなたのせいではありません。

それなのに、そのあとの重さを抱えるのも、

そのための時間やお金を用意するのも、たいていは、あなたの側です。

それは理不尽で不公平なことですよね。怒りが出てくるのは、おかしくありません。

このページは、「行かなければいけません」と伝えるためのものではありません。

迷っているあなたが、自分で選べるように。

病院(心療内科・精神科)、カウンセリング、

そして公的な相談窓口でできることの違いと、

選ぶときの目安を整理しました。

――― 先にお伝えしたいこと ———

これから出てくる分け方は、あくまで考えるための「目安」です。

「診断」ではなく、あなたがどれに当てはまるかを

判定するものではありません。

どれに近いか分からない時、少しでも不安なときは、

迷わず医療機関に相談してください。

  • 診察と診断、必要に応じた薬の処方があります。
  • 主治医がつき、継続してみてもらえます。必要なときは、入院という選択肢もあります。
  • 診断書が必要な場面(休職など)に対応してもらえます。
  • 費用は保険診療です。「自立支援医療(精神通院医療)」の対象になると、自己負担が原則1割になる制度があります(所得に応じて月の上限があります。申請はお住まいの市区町村の窓口です)。

病院が合わないと感じる人もいます

  • 診察の時間が短く、話しきれないことがある。
  • 診断名がつくことに抵抗がある。
  • 先生や病院との相性がある(合わなければ、変えて大丈夫です)。

保険で認知行動療法(CBT)を受けられる場合もあります

認知行動療法は、一定の条件を満たせば、保険診療で受けられる場合があります。これまでは医師や看護師が行う場合が中心でしたが、2026年6月から、公認心理師が医師の計画のもとで行う場合も保険の対象に加わりました。

ただし、次の点に気を付けてください。

  • どの医療機関でも実施しているわけではありません。受診の前に、「認知行動療法を実施していますか」と電話などで確認するのが確実です。
  • 対象となる疾患や回数などの条件があります。当てはまるかどうかは、医師の診察で判断されます。
  • トラウマ(心的外傷)に関連する症状がある場合は、医師の判断のもとで公認心理師による心理支援を受けられる仕組みもあります。対象になるかどうかは、受診して相談してみてください。

 ~受診したいと思ったら、予約のときに聞いてみてください~

認知行動療法を行う医療機関は、国に届出をして実施しています。制度が新しくなったばかりなので、今は実施していなくても、これから届出をする医療機関が増えるかもしれません。状況は変わるため、予約の電話や問い合わせフォームで、次のように聞いてみてください。

  • 「保険診療の認知行動療法を実施していますか?」
  • 「実施している場合、対象になる症状や、始まるまでの流れ(初診から開始まで、1回の時間、回数)を教えてください」
  • 「実施していない場合、通常の診察の中でできることはありますか?」

あわせて、次のことも知っておいてください。

  • 「聞かれてないのに聞いていいのかな」「失礼に当たらないかな」…そんなことはありません。医療機関も慣れている質問です。
  • 実施していても、受けられるかどうかは診察での判断です。 対象となる疾患や条件に当てはまらない場合もあります。
  • 実施していなくても、受診する意味がないわけではありません。 診察、診断、薬、診断書など、病院でできることは別にあります。
  • 認知行動療法を受けることを優先するか、通いやすさを優先するか。どちらを大事にするかは、あなたが選んでいいことです。

カウンセリングには、大きく3つのやり方があります。精神分析的心理療法、来談者中心療法、認知行動療法(CBT)です。ここでは、認知行動療法を中心にお伝えします。CBTにもACTやDBTなどいろいろな方法がありますが、大きな流れも、目指すゴールも同じです。

  • ゆっくり話を聴いてもらいながら、頭と気持ちの中を整理することができます。
  • 考え方や行動のくせ、感情との付き合い方、しんどいときのスキルを、一緒に練習できます(認知行動療法、ACT、DBTなどの考え方を使います)。
  • 診断名がついていなくても、相談できます。
  • 自分のペースで、頻度や期間を選びやすいです。
  • 医療とは別の、自分のための場所として使えます。

 ~カウンセリングにできないこと~

  • 診断や薬の処方はできません。
  • 緊急の対応や、入院が必要な場面には対応できません。
  • 多くの場合、自費です。保険診療に比べて費用の負担は大きくなりやすいのが現実です。

病院やカウンセリングのほかに、市や県などの公的な機関が行っている相談窓口があります。多くは無料で、窓口によって、話を聴いてくれる人や、相談できる内容が違います。

  • 保険所のこころの健康相談

保健師や精神科医師が話を聴いてくれます。「病院に行くほどなのか分からない」「どこに相談すればいいか整理したい」というときに向いています。ひきこもりに関する相談では、臨床心理士による定例相談もあります。診断や薬の処方はできません。回数や期間など、継続して相談できるかは窓口によって違うので、お問い合わせの際に確認してください。

  • ネウボラ相談窓口「あのね」

妊娠中から子育て期の方の相談に、看護職や保育士などの相談員が応じてくれます。育児の悩みや、子育てのなかでの気持ちのしんどさも相談できます。

  • ネウボラセンター・ユースセンター「ふらっと」(天満屋福山店7階)

子育ての相談に加えて、若者の悩みや不安の相談にも応じている施設です。若者向けの活動は、概ね15~39歳の方が対象です。気軽に立ち寄って話せる場所です。

「病院はまだ敷居が高い。でも誰かに話したい」というときの、最初の一歩として使う人もいます。この下の「相談窓口」に、福山市の窓口を載せています。


———  3つ  ———

①まず病院を考えてほしいとき

次のような状態があるときは、カウンセリングより先に、医療機関への相談をおすすめします。

  • 眠れない日、食べられない日が続いている
  • 仕事や家事、学校がうまく回らなくなっている
  • 「死にたい」「消えたい」という気持ちが強くなっている
  • 突然の強い不安やパニックのような症状がある
  • 自分を傷つけてしまうことがある
  • お酒や薬で気持ちを紛らわせることが増えている
  • 今も、安全でない環境にいる

今すぐ危険を感じるときは、119(救急)や110(警察)に連絡してください。

②病院でも、カウンセリングでも、どちらでもいいとき

  • しんどいけれど、日常生活はなんとか回っている
  • 考え方や人との関わり方のパターンを整理したい
  • 病院に行くほどなのか、自分では分からない

この場合は、「通いやすいほう」「話しやすそうなほう」を基準に選んで大丈夫です。迷うなら、費用の負担が少ない病院から試す、という選び方もあります。費用が必要なときは、公的な相談窓口から始める方法もあります。

③両方を使うとき

薬や診断は医療で、日々の整理やスキルの練習はカウンセリングで、と役割を分けて併用する人もいます。どちらかを選ばなければいけない、ということはありません。

医療機関によっては、カウンセリングを行っていない機関があります。その場合は主治医に相談のうえ、外部でカウンセリングを受けることができます。ただし、場合によっては「今は薬物療法が大切。今カウンセリングをすると不安定になってしまう」と判断されることもあります。主治医の先生は治療のリーダー的役割を担っていますので、通院中の方がカウンセリングを受けたいときは、まず主治医の先生に強談してみてください。

決めなくても、できる小さな一歩

  • 病院やカウンセリングの情報を、見てみるだけ。
  • 最初の一回だけ、試してみる。
  • 合わなかったら、やめていい。変えていい。

迷っている今の気持ちは、迷ったままで大丈夫です。

ひとりで抱え込まないために

~相談窓口~

少しでも話せるところから、頼ってみてください。

ここに載せた窓口は、いずれも相談自体は無料です(電話の場合は通話料がかかるものがあります)。

※受付時間や対応は変わることがあります。

最新の情報は、各窓口の公式サイトでご確認ください。

――― すぐに、誰かに話したいとき ―――

よりそいホットライン 0120₋279₋338

(24時間・通話無料)

どんな方でも。暮らしの困りごと、孤独感、自殺を考えるほどつらい気持ちまで。

ファックス相談:0120₋773₋776

運営:一般社団法人 社会的包摂サポートセンター(国の補助事業)

#いのちSOS 0120₋061₋338

(無料)

いのちの電話 (公式サイト:inochinodenwa.org)

どなたでも。名乗る必要はなく、秘密は守られます。相談は無料(通話料のみ自己負担)。

全国に窓口があり、お住まいの地域以外の窓口にもかけられます。

受付時間は窓口ごとに異なるため、公式サイトで最寄りの窓口番号と時間をご確認ください。

メールでの相談も受け付けています。

運営:一般社団法人 日本いのちの電話連盟

こころの健康相談統一ダイヤル 0570₋064₋556

お住まいの地域の公的な相談機関につながります。

――― 18歳までの方 ―――

チャイルドライン (公式サイト:childline.or.jp)

電話相談のほか、チャット相談もあります。

運営:NPO法人 チャイルドライン支援センター

――― 性犯罪・性暴力にあわれた方 ―――

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター

【#8891】

 (全国共通・最寄りの支援センターにつながります)

――― 福山市・広島県の公的な窓口 ―――

福山市保健所 健康推進課(福山すこやかセンター内)084₋928₋3421

福山市在住で、対面や医師の相談を希望する方。

平日8:30~17:15。精神科医師によるこころの健康相談(月2回・要予約/治療中の方を除く)、

保健師によるこころの健康相談(随時。来所希望の場合は事前に電話連絡】。

ひきこもりに関する相談では、臨床心理士による定例相談もあります。無料

精神科救急医療電話相談(精神科救急情報センター)082₋892₋3600

(毎日24時間受付)

緊急性が高い状態にある方。

ネウボラ相談窓口「あのね」

妊娠中・子育て中の方。看護職や保育士などの相談員が応じます。

ネウボラセンター・ユースセンター「ふらっと」(天満屋福山店7階)

若者の悩みや不安の相談にも応じています。臨床心理士・公認心理師ではない相談員が、

何回でも話を聴いてくれます(回数の上限なし)。申し込みはLINE。

若者向けの活動は概ね15~39歳が対象。気軽に立ち寄って話したい方。

――― 話を聞いてもらう以外にも、人とつながれる場所 ―――

子ども食堂は、専門の相談員が話を聞く「相談窓口」ではありませんが、

食事を通じて人とつながり、居場所になっている場所です。

ひとりで抱え込みそうなとき、誰かと同じ空間にいるだけでも、気持ちが軽くなることがあります。


droppleについて

dropple は、福山市神辺町にあるカウンセリングサロンです。 CBTやACTをベースとしたカウンセリングに、スピリチュアルや精油を取り入れるなど、いくつかのメニューをご用意しています。「自由であること」「効率的であること」を大切にしていて、どれかを強要することはありません。

もし、お試しで利用してみて、カウンセラーを含め「なんか違うな」と思ったら、継続を提案しても、お断りいただいても構いません。「これを機に今抱えていることは終わらせたい」と思う方には、回数チケットで集中的に取り組むこともできます。

*カウンセリングは自費であること、診断や薬は医療機関の役割であることを、先にお伝えしています。 「病院のほうが合いそう」と思われたときは、無理にカウンセリングを勧めることはしません。 迷っている段階での相談も、お待ちしています。

バス停で少し休むように。気が向いたときに、立ち寄ってくださいね。

福山市神辺町大字川南419₋1レイクタワー302

☎090₋1358₋9663

この記事は2026年10月時点の情報をもとにしています。

制度や窓口は変わることがあります。

この記事は診断や治療の代わりになるものではありません。

参考にした公的・専門機関の情報